こんにちは、ご無沙汰しております。最近めっきり秋めいてきましたが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

 秋といえば、プロ野球。ということで先日某ドーム球場へオリックス楽天戦を入居者様と行ってまいりました。名づけて「プロ野球観戦リハビリ」。いちおう私、リハビリを担当しておりますので、リハビリとつけました。

 施設に入居されるということで、どうしても外出機会などの社会への参加の機会が減ってしまいます。もちろん身体を動かすということとは少し意味合いが違いますが、リハビリテーションと言うのは単に身体的な機能の維持・改善にとどまりません。その人そのものを捉え、その人らしい生活をとりもどす。「全人間的復権」ともいわれますが、最終的な目標はただ「歩けるようになる」とか「在宅復帰」といったものではありません。

そのためリハビリテーション=訓練ではないのです。私は理学療法士ですがそれはリハビリテーションする為の一つの道具でしかありません。

そこで特養という施設にいながらもその人らしい生き方が出来るような働きかけをしていこうというのが今回の野球観戦の大きな目的です。誰が行ってもいいですし、理学療法士としての専門性は特に必要ないのでは?とか言われそうですが、そこはまたいつかの機会にでも書こうかと思います。

まず、お連れしたお一方は女性ですが、女学校の頃バレーボールの選手だったそうで、スポーツ観戦はお好きな方です。もう一方は男性で阪神ファンの方なのですが、「退屈なので行きたい」とおっしゃっていただけたので急遽参加と言うことになりました。どちらの方もオリックスや楽天にはあまり興味が無いようでしたが、そこはさすが国民的スポーツ。観に行くこと自体が少し特別な感じのようで。まずドーム球場の大きさに圧倒されつつ男性の方は人生初のプロ野球と言うことで少し興奮されていました。女性の方は甲子園には行ったことがあるけど…といった感じでしたが、球場に入ると入場者の多さに戸惑われたようで、つい「知った人おらんかなと思って」と周りを見回しておられました。しかし野球がお二人に馴染み深いスポーツであった為か、真剣に観戦されていました。

試合は最後まで見ることが出来ませんでしたが、お二人なりに楽しめた様子が帰りの車中での会話から見て取れたのがうれしかったです。

そして次の日、男性の方はおまけでもらったオリックスのTシャツを着て、施設の中を散歩されていました。

これからもこういった機会を出来るだけ増やし、皆様のリハビリテーションに少しでも貢献できればと思う次第です。

ちなみにこの試合のチケットは寄付にていただきました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。